
外壁の傷みやすい場所3選
見落とすと劣化が加速する要注意ポイントとは?
家の外観や耐久性を大きく左右する「外壁」。
定期的なメンテナンスが必要なことは広く知られていますが、
実は「傷みやすい箇所」は限られており、そこを重点的にチェックするだけでも
劣化を早期に発見し、補修コストを最小限に抑えることが可能です。
今回は、外壁の中でも特に劣化が進みやすい
【出隅(ですみ)】【窓枠まわり】【南面・西面】の3カ所に絞って、
それぞれのリスクや原因、対策方法まで詳しく解説します。
1. 出隅(外壁の角)

最も衝撃に弱い繊細なポイント
「出隅」とは、外壁の角の部分を指します。
見た目にも目立つ場所で、外壁の中で傷みやすい箇所の一つです。
● 出隅が劣化しやすい理由
• 家屋の「揺れ」や「歪み」の影響を受けやすい
住宅は風や地震、地盤沈下などにより、わずかながら常に動いています。
特に建物の角は「力が集中しやすい」構造上の特徴があり、亀裂(クラック)が起きやすいのです。
• 材料の継ぎ目になりやすい
外壁材の継ぎ目が角に配置されることが多く、シーリング(コーキング)材で
つなぎ合わせているケースがほとんど。これが経年で硬化し、
割れてしまうと雨水の侵入経路になります。
• 外部からの衝撃を受けやすい
自転車、物干し竿、庭仕事の器具など、日常生活の中でうっかりぶつけてしまうことも。
小さな傷が大きな剥離や浸水につながることもあります。
● 出隅の劣化サインとチェックポイント
• 小さなヒビ割れ(クラック)がある
• 塗膜が剥がれて下地が見えている
• 角部分だけ変色している
• 雨の後、角から染み出したような跡がある
2. 窓枠まわり

開閉の振動と水の侵入リスク
窓まわりは、外壁の中でもとてもデリケートな部分。実は「雨漏り被害」の多くが、
この箇所から始まっています。
● 窓まわりが劣化しやすい理由
• サッシの開閉による微振動
窓の開け閉めは毎日の動作ですが、これによりサッシと外壁との間に微細な振動が生じます。
長年の積み重ねにより、コーキング材が劣化・剥離しやすくなるのです。
• 構造上のすき間が多い
窓の上下や左右にはシーリング材やパッキンで目地が施されていますが、
ここが時間とともに縮んだり割れたりすると、そこから雨水が侵入します。
• 雨が当たりやすい形状
突き出し窓や出窓などは、構造的に外壁から出ているため、
風雨を直接受けやすく、劣化も早まります。
● 劣化のサイン
• サッシの周辺に黒ずみやカビがある
• コーキングに隙間やひび割れがある
• 雨のあと、サッシから水が染み出す
• 壁紙や床の一部に「雨染み」がある(室内側)
3. 南面・西面

紫外線と熱による過酷な環境
外壁が一番ダメージを受けるのは「太陽光」や「熱」です。
とくに南面と西面は日射時間が長く、真夏には壁面温度が60℃以上にもなることも。
● 南面・西面の劣化要因
• 紫外線による塗膜の劣化
塗料の中の樹脂成分が分解され、色あせ・チョーキング現象(白い粉状の劣化)が起こります。
• 熱による膨張・収縮
日中は熱で膨張し、夜間は冷えて収縮。この繰り返しで外壁材やシーリングが疲労し、
割れや剥がれを引き起こします。
• 風雨とセットになることが多い
西側は台風などの風雨が直撃しやすく、雨と紫外線ダメージのダブルパンチとなります。
● 劣化のサイン
• 色あせ・変色(特に濃色の外壁)
• 塗膜の浮き・剥がれ
• チョーキング(手で触ると白い粉がつく)
• シーリング材が硬化・割れ・痩せている
まとめ

外壁は全面を均一にチェックすることが理想ですが、
現実的には「劣化しやすい場所」に絞ってメンテナンスをすることで、
早期発見・早期補修が可能になります。
特に今回ご紹介した
• 出隅(角)
• 窓まわり
• 南面・西面
この3箇所は、どの住宅でも共通してダメージを受けやすい場所。
見た目に変化が出やすく、構造的にも弱点となりやすい部分です。
「築10年以上経っているけれど、まだ外壁は一度も点検していない」という方は、
まずはこの3箇所だけでもセルフチェックしてみてください。
そして、違和感を感じた場合は、プロの業者による診断を早めに受けることが、
大切なお住まいを長持ちさせる第一歩です。
最後に:あなたのお家も無料点検から始めませんか?

違和感を感じた場合は早めの診断を受けることが、お家を長持ちさせる第一歩です。
特に築年数が10年以上経過しているお住まいは劣化が進行している可能性もあります。
将来的な大規模修繕を防ぐためにも、早め早めの点検・メンテナンスが何より重要です。
外壁のことは普段は意識しない分、気づいたときには状態が悪化していることも…。
今の状態を正しく知ることが大切です。
「うちは大丈夫かな?」
「前回の塗装から何年経ったっけ?」
そんな方こそ、ぜひ気軽に無料点検を受けてみてください。
弊社では、無理な営業は一切行っておらず、
まずはお客様の不安や疑問に丁寧に向き合うことを大切にしています。
「まずは話を聞いてみたい」
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という方へ、ぜひお気軽にご相談ください。